報恩講(親鸞聖人御正忌)
永代経とは、『無量寿経』や『阿弥陀経』といったお経の名前ではありません。
ご先祖の命を通して、私たちに伝わって来た仏さまの教えを深く尋ねさせていただく法要です。
さらには、既に亡くなられた先祖と共に、私たち自身が未来永代に、子や孫もお経と出会い、聞法し、お念仏を受け継いでいくための法要です。
私たちの人生を仏法に照らし合わせ、明るい未来へ歩んでいくこと。それこそがご先祖から願われていることです。このご縁と願いをひとつの形にしたのが「永代経法要」です。
亡き人を偲び、亡き人の願いに応え、それをご縁として、仏法を受け継ぐ場であるお寺の護持相続のため、懇志を寄進する尊い伝統が続いてきました。そしてまた、この伝統によって永代にわたって仏法が守られ、ご先祖の供養も引き継がれてまいります。