法事・法要

  • ご法事の種類〜浄心寺にできること〜

お弔い(通夜・葬儀)

枕経、通夜、葬儀、炉前読経、中陰法要

ご法事(追悼法要)

年回忌法要、祥月命日法要、月忌法要、満中陰(四十九日)

特別法要

入仏法要(お仏壇・法名軸・過去帳・お位牌など)埋葬法要、建碑法要、上棟式、仏前結婚式、初参式、その他「各奉告(報告)法要」

季節ごとのご法要

修正会(正月法要)、彼岸会、灌仏会(お花まつり)、盂蘭盆会(お盆法要)、報恩講

その他のご法要

仏具の新調や処分の際のお参りを「御移徙(おわたまし)法要」または「お紐解き法要」ともいいます。浄土真宗には魂入れや魂抜きなどの考えはなく、法要は諸仏となったご先祖や故人さまへの感謝申し上げるためのお勤めといただきます。墓じまいや仏壇じまいも同様に考えます。

◎代読法要
施主様やご親族様も立ち会わず、皆さまの代わりに住職が本堂で法要いたします。

◎オンライン法要
主にYouTube(ユーチューブ)、や「zoom」などのインターネットを介した法要

『お布施について』

お布施は本来、法要に対する対価(サービス料)ではなく、施主が法要をご縁におかげさまの世界(ご本尊)に施す布施行です。「お経料」ではありません。お気持ちですから、みなさまでお決めいただくことが望ましいですが、ご希望の方には統計的な目安と呼べるものをお伝えすることもできますので、お困りのときは気兼ねなくご相談ください。表書きは「御仏前」か「お布施」にいたします。

  • 初参式(随時 乳幼児の初参り)

新しい「いのち」がやってきました。赤ちゃんを授かるということは、なんと不思議なご縁なのでしょう。
最初から親だという人はいません。我が子の生まれた日が、親としてのわたしの誕生日。
これから一緒に人生を歩んでいくのです。

お寺に初参式しませんか

赤ちゃんを授かったら、仏さまに感謝とご挨拶をしましょう。
初参り(初参式)は、生まれた子どもの初めてのお仏事として、古来より勤められてきました。時期などは決まっておりません。
ぜひご縁のあるお寺に、ご家族お揃いでお参りください。
※東本願寺より、誕生児記念念珠が授与されます。事前にお申し込みの上、お参りください。

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  • 仏前結婚式

白無垢の花嫁衣装に身を包み、雅楽の鳴り響く中で荘厳に行われる仏前式の結婚式です。
お互いを尊重し助け合う人生のよきパートナーとして出会ったご縁の不思議さや喜びを胸に、そのご尊前で共に歩む誓いを立てるわけですから、お二人の人生の門出にふさわしい、清々しく意味のある出発になります。
まだまだ数は少ないですが、少数派だからこそ参列者の印象に残り易いという面もあります。(もちろん洋装での挙式もあります)ご本尊阿弥陀如来とそれぞれのご先祖さまに感謝申し上げるお式になります。

『そもそも宗祖が結婚している』

結婚式に関して、浄土真宗が他宗派と明確な線を引ける部分がここです。
無数のご縁から出会った不思議さ、尊さを感じていただける式をお勤めします。仏前結婚式の詳しいご説明は こちら からどうぞ。

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  • 真宗大谷派の葬儀

葬儀は、亡き方から、「人は死んでゆくのだ」ということを、身をもって教えられる場であり、また、お一人お一人が亡き方より大切なメッセージを受け取る場です。
簡略化することなく、大切な時間を過ごしたいものです。
古代、中国の人たちは死者を草むらの上に安置したそうです。そして月日が経つと肉体は風化し土に還り、骨が残ったのです。
ですから「死」という漢字の左側の「夕」は残骨と
いう意味で、骨を表しているのです。右側の「ヒ」は、人がひざまづいている姿。つまり、骨を前にひざまづいて悲しんでいる姿です。それが「死」という文字になった謂れです。

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ということは、「死」は死者だけで「死」という文字になったのではなく、遺された人たちが死者に向き合って、初めて「死」という文字になったのです。つまり死者と生者によってこの文字が成り立っているのです。死者は遺された人たちがひざまづいて悲しみ、「尋ねる」ということがなければ、死者の「死」が成就しないのです。亡くなったその人の人生が成就しないのです。そして遺された人たちが死者に向き合い、骨に向き合いひざまづいて悲しんで、「生死」を「尋ねる」ところに、生者にとっての「死」が成就していくのです。

そして「死」の上と下に草を書けば、「葬」です。「弔う」です。それを厳粛な儀式として勤めてきた。そこに人間の始まりがあります。人間が葬送儀礼をしたのではありません。
葬送儀礼をしたのが人間なのです。死者を悼み、これまでとこれからを今に尋ねる「儀式」なのです。

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直葬?それは葬儀ではありません!

東京近郊では近年、葬儀の簡素化が見受けられます。通夜・葬儀をお勤めせずに火葬場の炉の前でごく短いお勤めをするだけの形式を「直葬(ちょくそう)」と呼んでいますが、これは葬儀ではありません。
しかし祭壇の飾りやお斎(食事)を派手にしたり、参詣者が大勢みえたからといって素晴らしい葬儀だというものでもありません。
故人に縁の深かった方々が、そのご命終を縁に通夜・葬儀の場でお経をいただき、教えにふれていくことが何より大切なことです。質素であったとしても、心のこもった儀式をお勤めし、尊い時間を過ごさせてさせていただきましょう。

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  • 法事

法事とは、本来は仏教全般を意味する言葉です。
浄土真宗の法事は、故人の命日をご縁として、仏さまに感謝し、今あるのは故人のお陰であることを臆念し、仏法を聞いて心新たにするために執り行われます。
つまりこれは、故人のためと言うよりは、私たち生きている者が故人から多くのことを学ぶ機会なのです。
浄土真宗の法事の原点は、報恩講'宗祖親鸞聖人のご命日に勤められる仏事)にあるといわれます。宗祖が念仏の教えをあきらかにしてくださり、そして私たち自身がその教えに会えた感謝の念を、親鸞聖人のご法事として勤めてまいりました。私たちの身近な方々のご法事にも、この報恩講と同じ心が流れています。

月ごとのご命日を「月忌(がっき)」、年ごとの当月当日のご命日を「年忌(ねんき)」または「祥月命日(しょうつきめいにち)」と呼びます。特に百ヶ日から一周忌(亡くなられて満一年後)、三回忌(満二年後)、七回忌(満六年後)・・・五十回忌(満四十九年後)、以後五十年ごとに勤められるのが「年回法要」です。

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  • 御遺骨の一時預かり

お墓を取得するまでの間や、やむを得ない事情などがある浄心寺のご門徒様向けのサービスですが、ご縁がありましたら大切にご供養いたします。
お預かり期間は原則1年とし、ご状況によっては更新も承っておりますので、まずはお問い合わせください。